怪我からの回復状況、今後のJNCC参戦計画について

JNCC参戦記・モトブログ

みなさんお世話になっております。つねやんです。

 

この記事を書いているのは2023年8月の上旬で、2023年2月末に右肩の肩鎖関節靭帯断裂、再腱手術を受けてからまる5か月が経過しました。

 

今の状況と今後の計画についてお話していこうと思います。

 

肩鎖関節靭帯断裂とは?

つねやんが負傷したのは肩鎖関節靭帯なのですが、どうして靭帯が断裂したのかと、どうやって治療したのかを解説します。

肩鎖関節靭帯断裂した原因

原因は練習中の転倒、右肩からの前転落車でした。

2本ラインのワダチストレートで、ワダチ間にあった切り株に3速全開で突っ込みました。

結構高く飛んで前転したのを覚えています。

クラッシュ直後は右上半身を打ち付けたのでとにかく息が苦しかったのですが、痛みはそれほどでもなかったので次週のレースは大丈夫やろwwくらいに思っていました。

ですが腕が全然上がらないことに気付いてからは、コレもしかして鎖骨折れたか肩が脱臼してんじゃね?と脂汗がでるようになり、その日の救急外来でレントゲンを撮ったところで肩鎖関節が大きく外れている(肩鎖関節脱臼である)ことがわかりました。

翌日MRIを撮ったところ、靭帯断裂であることが確定しました。

肩鎖関節靭帯断裂のメカニズム

肩鎖関節靭帯断裂は、肩甲骨が下方にずらされるような衝撃を受けることで断裂します。

今回切り株激突で前転して右肩から地面に落ちたので、その時に肩甲骨に下向きの衝撃が入って靭帯が断裂したかたちになります。

二輪スポーツで起こりやすい負傷で、鎖骨骨折についで多い症例のようです。

実際身の周りのレース界隈の人間で何人も肩鎖関節靭帯断裂をやらかした人がいます。

ラグビーや柔道などのコンタクトスポーツでも起こりやすいようです。

肩鎖関節靭帯とは

肩鎖関節靭帯とは、肩甲骨と鎖骨をつないでいる靭帯で、全部で4本の靭帯があります。

つねやんはそのうちの3本を断裂し、鎖骨と肩甲骨の接続が完全に切れてしまった状態になってしまいました。

つねやんは上の図のⅢ型と言われる状態で、図の通り3本の靭帯が切れてます。

鎖骨が外れてしまうと僧帽筋や三角筋前部、大胸筋が収縮する力を伝達できなくなるので、物を持ち上げたり腕をあげたりできなくなります。

靭帯が断裂して大きく鎖骨が跳ね上がってしまうと保存療法による靭帯の再生は難しいため、ケブラーテープの人工靭帯を骨に通す再腱手術を受ける必要がありました。

再腱手術について

手術は全身麻酔で行われ、最短4日の入院の予定でした。

4日間なら仕事にもあまり影響なさそうだし、会社にもあまり迷惑かけなくても済みそうだな、なんてぐらいに楽観的に思っていたのですが、実際はというとあまりにも痛みが酷かったので入院を1日延長しました…

実際に受傷しリハビリした経過を書いていきますが、結局復職まで約2か月を要しましたし、実際は思ってたより結構過酷な道のりだったのでその経過を語っていきたいと思います。

事後の経過

再腱手術直後

とにかく痛い。寝れない。べスポジを探して何とか眠りにつく日々。常に腕を吊った状態。歩くと肩が揺れて激痛。髪、体が洗えない。デスクワークもキツそうなので休職することに。

再腱手術1か月経過

4/10に鎖骨跳ね上がり防止のワイヤーを日帰り手術で除去。相変わらず痛すぎて日常生活がやっとなレベル。お茶碗を持つので精一杯。

再腱手術2か月経過

三角巾無しでもOKになったが腕がグラグラする。字を強く書こうとすると肩関節が激痛でぴえん。腕は前90度くらいに上げれるようになる。力をかけるのは怖くて全然ムリ。デスクワークで復職する。

ペットボトルを数回持ち上げるのでも精一杯って感じでした。

再腱手術3か月経過

工場現場での労務に復帰するが重いものを持つのはまだまだムリな状況。腕を前135度くらいに上げれるようになる。両手で髪を洗えるようになる。

再腱手術4か月経過

腕を165度くらいまで上げれるようになる。1kgダンベルでトレーニング開始。

再腱手術5か月経過

可動域はほぼ元通り。若干硬い方向があるのでリハビリを継続中。長い間腕を吊っていたのと、かばうような動きを続けていたため、右の肩甲骨だけ前に巻いたような位置になってしまったのでそれを元に戻すトレーニングを実施中。腕力はみるみる回復しているが、腕立て伏せみたいな動きが苦手で違和感がある。

筋肉量はほとんど戻りましたが扱う重量はまだ5割程度です。

今後のJNCC復帰計画

まだバイクに乗れてすらいないのであくまで予定なのですが、今のところ2023最終戦にあたる11/5のAAGP高井富士をターゲットにして動いていきます。

ただし100%全力での参戦ではなく、2023シーズンノーポイントで2024のゼッケンが後ろにならないようにするのが狙いで、リスクを最小にして走ります。

ふたたび大ケガして会社を休むと周りから白い目で見られてしまうので、攻めない、コケない走りでいきます。

 

なので本気アタックで復活するのは2024年開幕戦からになると思います。

2024シーズンはもちろん上位入賞を狙い、昇格をターゲットにしたシーズンにしていくつもりです。

 

そのためにも、実はバイクに乗れない間に新しい体力トレーニングを導入しました。

それは心肺トレーニングで、昔HRCの合宿で行われていたといわれているエアロバイクでの「もがき」のトレーニングです。

1分ごとに負荷を10Wずつ上げていき、踏めなくなるまで負荷を上げ続けるというもので、IAライダーは350Wまで踏める人もいたとのことでした。

つねやんは最初は200Wで潰れてましたが、最近は250Wまで耐えられるようになってきました。

はっきり言って地獄のキツさで、心拍は200越えで呼吸は限界まであがるので、街の24時間ジムでやっていると周りにドン引きされます笑

 

このトレーニングが来シーズンにどう生きるのか。非常に楽しみにしている所存であります。

あとはバイクに乗れるようになるだけです。

 

 

必ずJNCCに戻ります。I’ll be back !

ではまた!

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