つねやんです!
JNCC 2022 第3戦 ビッグバード高井富士に参戦してきましたのでレポートします!
SUMMARY
レース概要
日時:2022年5月8日 午前9:00レーススタート
会場:下高井郡山ノ内町町 X-JAM高井富士スキー場
コンディション: ドライ/晴れ
狙い
2022シーズン一発目のゲレンデレースで実力を試す
目標
FUN C 10位以内
結果
Fun C 70位/出走78台
レース前 ~ ”速さ”を身に着ける為の練習 ~
前回のプラザ阪下では今の自分のポジションが昇格とは程遠いという現実にぶち当たりました。
もっと速くならないと次のレベルには行けない。
そこで3月と4月はタイムアタック練習を行うことにしました。
今までの感覚的な練習ではなく、1秒でも速く周回するためにどうするか、それを考え、実践し、タイムを見て次の練習に生かす、その繰り返しを行いました。
数値化とPDCAです。
場所はホームコースの三和北代オフロードコース。
まず今の実力でタイム計測を行い、出たタイムを7%削ることを目標にしました。
7%は前回のプラザ阪下でFunCトップのべストラップタイムと今の自分のベストラップタイムの差です。
GoProで撮影→動画を見てタイム計測&反省→次週のテーマ決め
2か月の間、ただただひたむきにそれを繰り返しました。
またタイムを削る為に、徹底的にバイクのネガ潰しとタイヤのトライ&評価を行いました。
現状、バイクの一番のネガティブはサスペンションです。
昨年あたりから、YZ125Xの純正のサススプリングは前後ともに柔らかすぎるのではないかという疑問がありました。
ハイスピードでのバンプ進入時にハンドルがバカバカと振れたり、ジャンプの着地で入り込みすぎて不安感を感じるので、バイクの姿勢変化が大きすぎるのが原因ではないかと思うようになりました。
そこで、スプリングをYZ125(モトクロス)のスプリングに交換しました。
予想は大当たりで、高速域での安定性が向上し不安に感じる挙動が消えたことでネガに思っていた部分が全部吹っ飛んで消えました。
副作用として予想していた弾かれや体力消耗(いわゆる疲れるバイク)にはならず、僕にとっては完全にプラスになりました。
タイヤもメーカーの枠にとらわれずフロント3本、リア2本をテストし、自分の好みに合ったタイヤが見えてきました。(このへんはまた別の記事にまとめたいと思います)
結果、3分42秒だったタイムは3分31秒まで短縮。
目標タイムは3分26秒でしたので目標未達でしたが、この練習方法は非常に有意義で効果絶大でした。
毎回目標と手段を明確にしてタイムアタックに挑み、その結果がタイムに現れるので、一人での練習でありながらもレースと同じ緊張感とテンションで走ることができ、自分が速くなっていることを強く実感できました。
そんな充実した2か月間を終え、万全の気持ちで第3戦に挑みました。
そう、それが裏目に出るとは思いもせずに…
レース当日 ~ やってきたことが裏目に出る結果に ~
2か月の一人修行を終えて、いざ第3戦。
ここで結果が出なければ、今シーズンの昇格は諦めます。
昨年10月のWEXで一度走っているので、アドバンテージもあるはず。
スタートはWEXの時にイン側でホールショットを取ったので、ゲン担ぎも兼ねて再びイン側1列目を確保し、いざスタート!
ホールショットはなりませんでしたが、序盤のゲレンデ間の移動路にはトップで進入!
やっべ、1位気持ちぃww
脳汁ブシャー状態での走行を楽しませていただきました。
実はそうそうに一回こけましたが、秒でリカバーできたのでしばらく1位を走行できました。
その様子は公式カメラに撮っていただいております笑
ここから半周程1位を走行しましたが、コース中盤のウッズでラインをミスして木に激突。
一気に20番手くらいまで下がってしまいましたが、取り返せると信じて周回しました。
前走車をどんどんパスできるので、これはいけるはず…
しかし、3周目あたりから体に異常が出始めました。
そう、腕上りです。
去年ダイナランドのレースではしばらく我慢していたら腕上りがとれるという経験をしたのでそのままのペースで攻め立て続けました。
しかし5周目には本当に握力ゼロの状態になってしまい、下りでバイクのハンドルに手をつくことさえ出来なくなってしましました。
やむなくピットイン。
まさかの腕上りでレース終了となりました。
ピットで15分程休んだ後、このままレースを終わるのはもったいないので2周だけ復習のつもりで周回しました。
その2周は普通に周回できたので、レース中に握力ゼロになってしまったのは本当に腕を使い切ってしまったんだなということが解りました。
悔しすぎるぜ。
レースを思い返してみて、なんで腕を使い切ってしまったかを分析しました。
一つ目の原因はタイムアタック練習の弊害です。
タイムアタック練習は3分半のコースを3周計測するというやり方をやっていたので、10分体力が持てばよかったわけです。
その練習を2か月繰り返したことで知らず知らずのうちに10分で全力を出し切る走り方になっていたのです。
二つ目の原因はライディングです。
完全に上半身にたよったライディングで、暴れるバイクをハンドルで抑え込むような乗り方になっていました。
特に今回はハイスピードなレイアウトだったので、ただでさえ腕にきやすいところを崩れたライディングでさらに負荷をかけてしまいました。
三つ目の原因は気持ちです。
1周目トップで脳汁大放出状態で走った為、完全に冷静さを失っていました。
かつどうしても結果を残したいという気持ちから前を抜くことだけに執着してしまい、自分の体力には限りがあることを忘れていました。
オフシーズンのフィジカルトレーニングでヘタに体力に自信をつけていたのも裏目に出たかもです。
チャンスの大きかった今回の貴重な1レースを棒に振ってしまったことと、ライバルとの実力差を踏まえて今シーズンの昇格は不可能と判断し、昇格に向けた今シーズンの活動はこれで終了します。
次戦の鈴蘭より後のJNCCはリソースを他に充てるため不参加とします。
お疲れさまでした自分。
ぐっばい2022。
まだ5月だけど。
じゃ今シーズンはこれから何をするかって?
地元を中心とした徹底的な走り込みと、バイクづくりに全リソースをBetします!
三和北代でのタイムアタック練は引き続き継続し、速いライディングを追求していきます。そのほかにも新しい練習方法を入れていくつもりです。
バイクづくりはこれから発表される2023モデルのYZ125or出るであろうYZ125Xの仕様や価格を見て、希望にマッチしたら購入して作り込みます。
新車購入しない場合でもまだ今のバイクでやれること、やり残していることがあるので、それらを潰していくつもりです。
なんせ今から2023年3月のサザンハリケーン大阪に向かって動き出すってことです。
やってやんぜ畜生。
あ、5/22のWEX鈴蘭と6/12のJNCCは割と近場ですので出場します。
今回の経験を活かして鈴蘭でレースをやってみて、出てきた順位が今のありのままの実力を示してくれるでしょう。
鈴蘭はハードなコースですしまずは走り切ること、生き残ることを前提に実力をぶつけてみたいと思います。
ではまた!
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